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<野球>イチローのサプライズ登場に涙流した「怪物」松坂…「想像していなかった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.06 08:14
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日本野球の「リビングレジェンド」イチロー(48)が「怪物投手」松坂大輔(41)の引退式にサプライズ登場した。松坂はもちろん、日本の野球オールドファンの胸が熱くなった。

スポーツニッポン、フルカウントなど日本メディアは5日、「松坂の引退式のハイライトはイチローの登場だった」とし「花束を持ったイチローの登場に松坂は涙を流した」と伝えた。

 
西武ライオンズは4日、埼玉県所沢市のメットライフドームで松坂の引退式を行った。7月に引退を宣言した松坂は球場のファンの前で「普通に投げられなくなるまで野球を続けられて、本当に幸せだった」と語った。その後、笑顔で球場を去る予定だった。

この時、メットライフドームの電光掲示板にイチローが現れ、彼の声が流れた。イチローは画面の中で「大輔、どんな言葉をかけていいのか、なかなか言葉が見つからない。だから僕にはこんなやり方しかできません。許せ、大輔」というメッセージを送った。

松坂は感激しながら電光掲示板を見つめた。さらにサプライズ場面が続いた。ファンの歓声に松坂はあっけにとられていると、イチローが花束を持って一塁側からホームプレート側に歩き出した。予想していなかったイチローの登場に松坂は驚き、頭を下げて先輩を迎えた。

イチローは松坂と握手し、「お疲れさまでした。長い間よく頑張った」と引退する後輩を労った。そして松坂の今後を応援する言葉をかけると、松坂はこらえていた涙を流した。

松坂は「イチローさんの登場は想像していなかった。一気に我慢していた涙が出てしまった」とし「イチローさんという大きな背中を追い掛け続けることができたので、ここまでやってこられた。言葉では表しきれないぐらい感謝している」と話した。

イチローは共に日本野球の全盛期を築いた松坂の引退式に出席した。日本野球史に残る名場面が誕生した。

◆日本野球を代表する投手と打者

松坂とイチローは日本野球を代表する投手と打者だった。2人はメジャーリーグもプレーしたスター選手だ。2006年、2009年にはワールドベースボールクラシック(WBC)日本代表でチームメートだった。

松坂は日本プロ野球で219試合に登板し、114勝65敗1セーブ、防御率3.04をマークした。米メジャーリーグでの成績は158試合で56勝43敗1セーブ、防御率4.45。

イチローは日本と米国で個人通算4367安打をマークした。メジャーで苦戦した松坂とは違って米国でも旋風を巻き起こした。

イチローは2001年にメジャーに進出してイベント性の2試合を行った2019年まで2653試合に出場し、9934打数3089安打(打率3割1分1厘)、509盗塁をマークした。日本プロ野球では951試合で3619打数1278安打(打率3割5分3厘)という成績を残した。

松坂とイチローは日本と米国で投打対決をした。日本では34打数8安打(打率2割3分5厘)、メジャーでは27打数7安打(打率2割5分9厘)と松坂が優勢だった。歳月が流れ、イチローに続いて松坂もユニホームを脱ぐことになった。

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