【社説】ワンテンポ遅れた防疫強化、オミクロン株抑えられるか=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.12.05 13:22
新型コロナウイルス克服に向けた段階的日常回復(ウィズコロナ)の第1段階措置を4週間中断して防疫を強化する措置を韓国政府がきのう発表した。6日から事実上社会的距離確保第4段階に戻ることになる。私的な会合の人数制限を首都圏で10人から6人に、地方で12人から8人に強化し、食堂やカフェなど16種類の大衆利用施設に行く時は防疫パス(接種証明、陰性確認書)がなければならない。
連日5000人前後の感染者があふれ、感染力が最大5倍というオミクロン株が韓国国内に流入したのに伴う避けられない措置とみられる。大統領選挙を控えて小商工人と自営業者の追加被害を意識した政府と与党がぎりぎりまで「日常回復の後退はない」というメッセージを流したが、現状況で防疫強化以外にはこれといった代案はなかったようだ。