英情報機関トップの警告「中国の過度な自信、国際安保脅かすことも」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.01 17:20
中国が自国内の反西側宣伝にともなう過度な自信と信頼で国際安保を脅かす「誤判断」をしかねないという英国情報当局トップの警告が出てきた。
フィナンシャル・タイムズは先月30日、英秘密情報部(SIS)のリチャード・ムーア長官がこの日ロンドンで開かれた国際問題戦略研究所(IISS)主催行事でこのように言及したと伝えた。SISはジェームズ・ボンドの映画を通じて「MI6」として広く知られる英外務省所属の情報機関だ。ムーア長官は「中国の浮上により変化した世界秩序に適応することがMI6の最優先課題」と強調した。昨年10月にSIS長官に就任した彼の公式演説は今回が初めてだ。
ムーア長官はこの日の演説で、「中国情報当局は能力が優れており英国と同盟国を対象に大規模なスパイ活動を継続している。中国の軍事力増強に台湾問題を必要に応じて武力で解決しようとする中国共産党の野望が世界平和と安定に深刻な挑戦となっている」と指摘した。