自宅療養家族の出勤・登校禁止…看病負担に2次感染の懸念まで=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.01 16:38
韓国政府が新型コロナウイルス感染者の基本治療方針を「自宅療養」に転換したことに対して懸念の声が出ている。韓国政府によると、特別な入院要因があったり住居環境が感染に脆弱な場合、小児・障害者・70歳以上などヘルパーが必要な場合を除いたすべての新型コロナウイルス感染者が自宅療養対象になった。
感染者治療の不健全化への懸念が出ている。自宅療養者に異常が感知されれば専従病院に搬送するというのが政府の計画だが、突然自宅療養者が急増し機関で手が回らないのが実情だ。ソウル・九老区(クログ)の専従病院ウリアイドゥル病院のチョン・ソングァン理事長は「体調が良くないと訴える患者がいて保健所に搬送を通知したが実際の搬送には2~3日かかる。その間に事故が起きればどうするのか不安な状況だ」と話した。