モデルナCEO「既存ワクチンの効果低いだろう」の一言でKOSPI急落
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.12.01 07:32
オミクロン株の恐怖で証券市場に「黒い火曜日」が到来した。KOSPIは年初来安値を更新し今年の上昇幅をすべて返却した。KOSDAQも1000ポイントをまた割り込み急落した。既存のワクチンがオミクロン株に効果的でないというモデルナ最高経営責任者(CEO)らの発言が伝えられ不安感が高まった影響とみられる。
先月30日のKOSPIは前日より2.42%下落の2839.01で取引を終えた。昨年12月29日の2820.51以来の安値だ。KOSPIが終値基準で2900ポイントを割り込んだのは今年初めてだ。出発は悪くなかった。前日に米国証券市場が反騰して上昇から始まりオミクロン株の恐怖を払いのけたようにみえたが、午後2時を過ぎて急落し年初来安値で終えた。外国人投資家と機関投資家が株式を売り株価下落を主導した。この日外国人投資家は1382億ウォン、機関投資家は6369億ウォンを売り越した。個人投資家だけ単独で7386億ウォンを買い越したが急落を防ぐには及ばなかった。時価総額上位10銘柄ではサムスンバイオロジックスが0.57%上がったのを除き9銘柄で下落した。時価総額11位のカカオバンクは6.69%、13位のカカオペイは8.60%値を下げた。
KOSDAQも前日より2.69%下落の965.62で取引を終え1000ポイントを下回った。ただしウォンは上昇した。この日ソウル外国為替市場でウォン相場は前日より5.1ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1187.90ウォンとなった。