オミクロン株に驚いた世界、旅行客入国を相次いで遮断(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.29 15:47
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の新たな変異株(B.1.1.529)であるオミクロン株の恐怖が世界を襲っている。オミクロン株ウイルス外部突起(スパイク)タンパク質で従来の変異株に比べて倍ほどにあたる32カ所で突然変異が発見された新たな変異株だ。
AP・ロイター通信とBBC放送などによると、オミクロン株は今月初めにアフリカ南部の南アフリカ共和国・ボツワナで報告された後、28日までに英国・ドイツ・イタリア・ベルギー・チェコ・オーストラリア・香港・イスラエル・オランダ・デンマークなど少なくとも12カ国に広がっている。世界保健機関(WHO)はオミクロン株を「注目すべき変異株(VOI)」段階を飛ばして直ちに「懸念される変異株(VOC)」に分類した。VOIは感染力・重篤度の増加が観察される段階で、VOCは感染力・重篤度の増加とワクチン・治療効能減少の証拠がある時に指定する。
これに伴い、米国が27日に南アフリカ・ボツワナ・エスワティニ・ジンバブエ・ナミビア・レソト・モザンビーク・マラウイなどアフリカ8カ国を出発あるいは経由した旅行者の入国を制限するなど各国が非常事態に陥った。韓国は28日0時からアフリカ8カ国から入国するすべての外国人の入国を遮断した。