韓国の男嫌女嫌の本質は…政界が悪用
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.28 13:21
少し前に仁川(インチョン)の婦人警官の未熟な対応をめぐり再びフェミニズム議論に火がつきました。正義党の張恵英(チャン・ヘヨン)議員と「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表、ここに陳重権(チン・ジュングォン)元教授まで加わって舌戦を行いました。一部では政界が20代の男女対立を政争の素材に使っているという指摘も出ています。何が正しいのでしょうか。
議論の始まりは張議員です。SNSで「フェミニズムが嫌なら女性を殺すな」としたのです。交際過程で起きている男性加害者による殺人犯罪が続いているためです。すると李代表は「男性は潜在的加害者というフレームは消えなければならない」と批判しました。
「(特定事例を)一般化するな」という彼の指摘は正しいです。しかし李代表が20代男性のフェミニズム拒否感を政治的に利用した側面もなくはありません。「コ・ユジョン事件」まで引き込んだのは男性加害者が圧倒的に多い交際殺人の本質を抜け出しました。さらに現場を抜け出したのは男性警官も同じでした。