公正と公正がぶつかり合う…BTSの兵役特例めぐる奇妙な戦争(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.28 11:36
BTS(防弾少年団)が軍隊に行く問題をめぐり政界が再び騒がしくなっている。国益への寄与度が高い大衆文化芸術家が芸術・体育要員として代替服務ができるようにする内容の兵役法改正案が国会国防委員会に上程された理由だ。大統領候補である野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補まで出て「BTSは代替服務の資格が十分だ」と声を上げ、大統領選挙局面での争点に浮上する可能性も提起される。
25日に開かれた国防委員会の法案小委ではひとまず改正案処理については保留された。改正案を発議した「国民の力」の国防委員会幹事を務める成一鍾(ソン・イルジョン)議員室関係者は「会議では与野党に関係なく賛否の意見が飛び交った。今後公聴会や懇談会など公論化手続きを経てこの問題を改めて議論することにした」と伝えた。国防委員の間でもこの問題は扱うのが難しい「ホットなテーマ」ということだ。
世界的なスターで国威を発揚するBTSを現役兵として入隊させてはならないという主張はこれまで政界で引き続き提起されてきた。