WSJ「サムスン新半導体工場テイラー市に確定」…ファウンドリー1位に向け加速(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.24 08:18
テキサス州オースティン市に続き米国に第2のファウンドリー(半導体委託生産)工場を作るサムスン電子の「スタープロジェクト」(米国内新規工場投資)が事実上終えられた。これまで有力候補地として名前が上がっていたテキサス州テイラー市に最終決定したことがわかった。台湾TSMCを超えてファウンドリー世界1位に上がるというサムスンの「システム半導体2030戦略」に弾みが付くものとみられる。
ウォール・ストリート・ジャーナルは23日、サムスン電子が米国第2ファウンドリー工場建設地としてテイラー市を確定したと報道した。同紙は「早ければ(米国時間)23日午後5時にテキサス州のアボット知事が(投資計画を)正式発表する予定」と明らかにした。韓国時間では24日午前8時だ。ただサムスン電子は「まだ確定したものではない」という立場だ。
今回のサムスン電子の米国投資はサムスン電子の金奇南(キム・ギナム)副会長が5月の韓米首脳会談の際に「米国に170億ドルを投資してファウンドリー工場を構築する」と発表して公式化された。その後サムスン電子はテイラーとオースティン、アリゾナ州グッドイヤーとクイーンクリーク、ニューヨーク州ジェネシー郡の5カ所の候補地をめぐり検討を進め、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の今回の北米出張に合わせて最終指名したという。