「ロシア大統領顧問」トルストイ子孫「韓国の作家もヤースナヤ・ポリャーナ文学賞候補」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.23 08:57
「人生の幸福は存在しない。幸福のしん気楼が地平線上に見えるだけ」。
ロシアのプーチン大統領は6月、バイデン米大統領に会った感想を尋ねる記者らにこのように語った。ロシアの大文豪レフ・トルストイの言葉だった。会談の成果に満足していないことを表現したものと解釈された。プーチン大統領はトルストイのファンであり、よく演説に作品を引用する。プーチン大統領のそばで2012年から大統領顧問を務める人物の姓もトルストイ、名前はウラジーミルだ。大文豪の玄孫、すなわち5代目の子孫だ。21日、トルストイ銅像の除幕式に出席するために訪韓したウラジーミル・トルストイ氏に会った。ウラジーミル氏は「プーチン大統領は特に『戦争と平和』を好きだ」と伝えた。銅像は中区(チュング)の「文学の家ソウル」に設置された。
トルストイの『アンナ・カレーニナ』の最初の文章は有名だ。「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」という要旨だ。トルストイ本人は夫人ソフィアとの間に13人の子どもが生まれ、幸せな生活を送った。現在その子孫は400人にのぼるが、その中心軸の役割をする人物が「ウラジーミル・トルストイ大統領顧問」だ。トルストイが晩年を過ごしたヤースナヤ・ポリャーナで子孫の集まりを主催する人物もウラジーミル氏だ。