電気自動車普及、世界が9倍増える時に韓国は24倍に増える急加速成長(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.11.21 11:43
そうでなくてもテスラのような電気自動車メーカーの市場先取りに刺激された既存の自動車メーカーが電気自動車転換に拍車をかけることになった理由だ。米ゼネラルモーターズ(GM)は2035年までにすべてのモデルを電気自動車に転換することにした。欧州ではフォルクスワーゲンが2030年までに新車の半分を電気自動車で発売することにし、メルセデス・ベンツも2030年からすべての新車を電気自動車で発売すると宣言した。日本のホンダは2030年までに電気自動車と燃料電池自動車の割合を全新車の20%に拡大することにした。韓国も現代自動車が2035年からは欧州で電気自動車だけ販売することにした。
このためこれら企業は大規模投資に出た。8月に韓国でシボレー「ボルトEUV」を発売したGMは2025年までに40兆ウォンを投じて30種の電気自動車を世界市場に新たに投じることにした。来年に韓国でも発売されるフォルクスワーゲン初の電気スポーツ多目的車(SUV)「ID.4」、今年韓国での発売を控えたメルセデス・ベンツ初の電気セダン「ザ・ニューEQS」なども各社の高強度投資の産物だ。数年前だけでもテスラ以外に選択肢がほとんどなかった消費者の立場では選択の幅がそれだけ広がったことになる。消費者が過去に比べ電気自動車に目を向けている理由でもある。