元駐韓米国大使「終戦宣言で何が変わるのか」…米国内で「慎重論」浮上
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.19 15:42
前駐韓米国大使と前在韓米軍司令官が文在寅(ムン・ジェイン)政権が力を注ぐ終戦宣言に対して慎重な立場を表した。「終戦宣言はギャンブルと変わらない」「終戦宣言は平和協定とは違い、実現しても実質的に変わることはない」などという理由でだ。
◆ハリス前大使「終戦宣言をして何が変わるのか」
ハリー・ハリス前駐韓米国大使は米国の民間団体コリアソサエティーが17日(現地時間)、米ニューヨークで開催した討論会「2021韓国での米国の外交と安全保障」で、「終戦宣言に署名した翌日には何が変わるのかを自問してみるべき」と述べ、終戦宣言に懐疑的な立場を表した。続いて「終戦宣言をしても北朝鮮の核、ミサイル、通常兵器もそのまま維持されるはず」と指摘した。ハリス前大使が2年6カ月の任期を終えて1月に退任した後、駐韓米国大使は空席となっている。