【コラム】アヘン戦争を見守った日本「中国は全身が病気の患者」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.19 15:02
開皇20年、倭王が送った使節が宮廷に訪ねてきた。高祖文帝は担当官吏にその国の風俗を質問させた。すると使節は「倭王は、天を兄とし太陽を弟とし、夜が明ける前に仕事を始め、座って夜が明ければ政を聴くのをやめて『私の弟に任せ』ます」と答えた。文帝は「これは義理に大きく外れる」と言いながら、これを改めるよう訓令した。
600年、倭国が中国の隋に使節を派遣したときに起きた状況を記録した『隋書』東夷伝の内容だ。興味深いのは倭王が隋に朝貢をしながらも自分を「天の弟であり、太陽の兄」と言って隋の皇帝の気持ちを害した不快にした事実だ。