韓国首都圏の病床稼動率76%超える…「ウィズコロナ一時中断、複数の指標で総合的に考慮」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.15 17:39
新型コロナウイルスの重症患者急増で首都圏の重症患者病床が80%近く埋まった。保健当局は段階的日常回復(ウィズコロナ)の実施を一時中断する非常計画と関連し、重症患者病床稼動率以外のさまざまな指標を総合的に考慮して決めると明らかにした。病床指標だけ見ればウィズコロナのブレーキを踏まなければならないが、即時中断は難しいという判断を下したのだ。
中央災害安全対策本部が15日に明らかにしたところによると、重症患者病床稼動率は14日午後5時基準でソウルが78.6%、仁川(インチョン)が78.5%、京畿道(キョンギド)が73.0%と集計された。ソウルと仁川の病床が飽和状態に近付き、首都圏全体の稼動率も76.4%に上昇した。韓国政府が非常計画実施基準として提示した75%を超えたのだ。首都圏の重症患者病床687床の中162床だけ残った状態だ。
中央災害安全対策本部第1次長を務める保健福祉部の権徳チョル(クォン・ドクチョル)長官はこの日会議を主宰し「首都圏の感染症専従病床と重症患者治療病床がきわどい状況だ。療養・精神病院と施設は病床配分が困難になっており、1年以上死闘を繰り広げてきた医療陣と防疫要員が限界状況に置かれた」と話した。