サーキットブレーカー基準、ソウル・仁川は超過…重症病床76%埋まった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.15 08:58
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の重篤患者が急増し、500人台に近づいた。死亡者も連日2桁を記録している。ウィズコロナ(段階的日常回復)への転換で核心防疫指標にするとしていた重篤患者と死亡者数はどちらも悪化の一途だ。首都圏の重患者病床の稼動率は非常計画(サーキットブレーカー)発動基準である75%に迫っている。当局は非常計画や防疫指標など細部指針を16日に発表する。
14日、中央防疫対策本部によると、この日の重篤患者は483人で歴代で2番目に多い。60歳以上の高齢層が82%を占めている。最近1週間の一日の平均重篤患者数は458人。死亡者は14日20人で、今月2日(16人)以降、13日連続で2桁となっている。感染者の80%近くが集中しているソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)など首都圏の重症患者病床稼動率は74.2%(13日午後5時基準)で非常計画発動基準である75%に迫った。特にソウル(76.2%)と仁川(75.9%、14日0時基準)は警告限度を超えた。京畿(71.9%)もギリギリのラインだ。
重篤患者が急増した原因の一つが高齢層の感染者増加だ。14日基準で感染者2419人中60歳以上が37.2%を占める。1日30.7%だったが2週間に7%ポイント近く増えた。