韓国開発研「物価上昇率を2.3%に上方修正…来年は1.7%で安定」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.11 14:13
国策研究機関の韓国開発研究院(KDI)が最近の内需回復傾向などを反映し、韓国の今年の経済成長率予測値を従来の3.8%から4%に引き上げた。今年の消費者物価上昇率予測値は2.3%へと0.6ポイント上方修正した。国際原油価格の急騰と消費回復などでインフレーション圧力が強まるからだ。
KDIは11日に発表した下半期の経済見通しで、今年の韓国の経済成長率予測値を5月当時より0.2ポイント上方修正した4.0%と提示した。新型コロナワクチン接種の拡大と「ウィズコロナ」施行などで対面サービス業を中心に民間消費が回復すると判断したからだ。
KDIは「新型コロナ危機以降、韓国経済の回復を牽引してきた製造業はグローバルサプライチェーン問題が続き、当分は成長が制限される可能性がある」としながらも「広範囲のワクチン接種を基盤に防疫体系が『段階的日常回復』に転換され、対面サービスを中心に民間消費が反騰する環境が形成された」と評価した。