ラーメン11%・キムパプ5%・トッポッキ4%…庶民の食べ物も次々と価格上昇=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.08 14:57
ソウル麻浦区(マポグ)で6年間にわたって軽食店を営むイさん(58)は先月、粉食メニュー(ラーメンなど小麦粉でできた軽食メニュー)の価格をすべて500ウォン(48円)ずつ引き上げた。6000ウォンで販売していたチョルミョン(コシのある麺に甘辛ソースを絡めたもの)は6500ウォンに、3000ウォンだったツナマヨキンパプは3500ウォンに引き上げた。この粉食店の最安メニューである野菜入りキンパプとラーメンの価格もそれぞれ500ウォン上がった。イさんは「常連が多いが、その多くは懐に余裕がないのはよく知っていたので、なんとか引き上げずにここまで来たが、材料価格が急騰して本当に仕方なかった」と話した。
全国に200店舗以上を展開している軽食フランチャイズの「ヤムセムギムバプ」も、先月26日からキムパプなどのメニューの価格を引き上げた。ラーメンは3500ウォンから4000ウォンに、トッポッキは4000ウォンから4500ウォンにそれぞれ10%以上引き上げた。このように代表的な「庶民の外食」である粉食メニューの価格が次々と上昇している。原材料・国際原油価格の上昇から始まった物価上昇が企業に続いて庶民まで襲った格好だ。
7日、韓国統計庁国家統計ポータルによると、先月のラーメン物価指数は115.79で、昨年10月(104.32)に比べて11%上がった。物価指数は2015年を基準点(100)にして価格上昇を反映した指標だ。1年間でラーメン物価指数が11%上昇したのは2009年2月以来12年8カ月ぶりだ。また先月のキムパプ価格は前年比4.8%上昇したことが調査で分かった。代表的な軽食メニューであるトッポッキ価格も3.5%上昇した。