韓国最大野党大統領候補・尹錫悦氏の課題…「民心の壁」予想以上に高かった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.06 09:42
韓国最大野党・国民の力の大統領候補・尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検察総長が本選行きのチケットをつかんだ5日は、逆に彼にいくつかの課題を与える日でもあった。この日に発表された開票の結果がそうだった。保守的な党員支持層を越えて中道・脱進歩層まで外縁を拡張しなければいけない課題が鮮明になった。
尹候補は党員投票では57.77%で、洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員(34.80%)を大きく上回った。尹候補陣営に集まった現役国会議員と党協委員長の数を考えると、すでに予想された結果だった。しかし国民世論調査では10%ポイント以上も下回った。尹候補が37.94%、洪議員が48.21%だった。これまで公開された別の世論調査より差が大きかった。中道・進歩性向の有権者層で洪議員に劣勢だった最近の世論調査の傾向が今回も繰り返された可能性が高い。
尹候補側もこれを課題として認めている。尹候補陣営の関係者は「党内選挙では党員の比率が高いため、尹候補がこれを狙った保守的な歩みで外縁拡大に困難があった」とし「今からはビッグプレート(大きい皿)を前面に出して中道と脱進歩層の心を引くことに注力する」と話した。しかし態度を突然変えたからといって中道層が心を開くという保証はない。