グレッグ元駐韓米国大使「終戦宣言、北核・在韓米軍の議論なければ無意味」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.03 11:32
ドナルド・グレッグ元駐韓米国大使が先月28日(現地時間)、中央日報のインタビューに応じ、在韓米軍と国連軍司令部の去就、北朝鮮の非核化を扱わない終戦宣言は意味がないと述べた。バイデン政権は北朝鮮核問題に専念していないとみられ、何よりもワシントンで北朝鮮問題をめぐる甲論乙駁自体が活発でないというのが最も大きな問題だと指摘した。
米ニューヨーク州アーモンクの自宅で会ったグレッグ氏は、文在寅(ムン・ジェイン)政権が推し進める終戦宣言に対する立場を聞くと、「それ自体はよい(fine)と考える。しかしそのように規定する前に多くの調整がなければいけない」と強調した。グレッグ氏は「終戦宣言を終えればどうなるという確信があるべき」とし「ひとまずやってみて次を考えてみようという態度はいけない」と指摘した。終戦宣言は非核化交渉の入り口であり法的拘束力がない宣伝的な意味、という韓国政府の立場とは異なる視点だ。