各国と葛藤のマクロン大統領、文大統領との会談後にはハングルで「インド太平洋安定に共同努力」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.11.01 16:07
フランスのマクロン大統領(44)は主要20カ国・地域(G20)、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)と続く今回の国際舞台で注目される首脳の一人だ。米国・英国・オーストラリアの首脳と相次いで神経戦をする姿が連日話題だ。
先月29日(現地時間)、バイデン米大統領はマクロン大統領とイタリア・ローマで会い、米・英・オーストラリアの安全保障同盟AUKUS(オーカス)創設過程で生じたフランスとの問題について事実上謝罪した。しかしこの会談の直後、マクロン大統領は記者らに対し「両国の会談は有益だった」としながらも「信頼は愛と同じだ。宣言はよいが、これを証明するのがもっと良い」という言葉を残した。
これに先立ち9月15日、米国は中国牽制を強めるために英国・オーストラリアとAUKUSを創設し、オーストラリアに原子力潜水艦技術を伝授することにした。これを受け、フランスがオーストラリアと結んだ560億ユーロ(約7兆4000億円)潜水艦供給契約が破棄されると、フランスは強く反発した。米国駐在の自国大使を本国に呼び戻すなど公開的に抗議した。