たった37分の通信障害で「国民の半分『デジタル手足』縛られた」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.26 13:32
国家基幹通信網事業者であるKTはこの日の障害発生原因を巡って言葉を変えて混乱を大きくした。事故発生直後、KTは原因をDDoS(悪性コードを利用したサービス拒否)攻撃だと推定したが、その3時間後「ネットワーク経路設定エラー(ルーティングエラー)が原因」と訂正した。
KT関係者は「初期はトラフィック過負荷が発生した現象を見てDDoS攻撃を受けたと判断したが、障害パターンを綿密に分析した結果、ルーティングエラーであることが明らかになった」とし「このように大々的なルーティング障害が発生したのは初めて」と説明した。
ルーティングというのは、データがネットワークの中央部で使用者に到達する時まで最も効率的な通路を探す作業だ。トラフィックが行き来している町角の「信号灯」の役割をする。簡単に言うと、今回のKTのネットワーク障害は信号灯が故障して特定車線が渋滞して過負荷が発生したのだ。