「韓国のスト労働損失日数は日本の193倍…5年間で被害額4兆ウォン」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.25 17:09
この5年間のストによる企業の生産損失被害額が4兆ウォン以上に上ることがわかった。ストによる年間平均労働損失日数も韓国は日本より193倍多かった。韓国経済研究院はこうした分析結果を25日に発表した。
韓国経済研究院は2017年から今年10月まで、H社、G社、P社など8社が労組のストにより受けた生産損失被害額だけで4兆1400億ウォンだと明らかにした。H社は2017~2018年の部分ストなどで総額1兆7100億ウォン台の被害を受け、D社は今年の長期ストで1500億ウォン台の損失が発生した。2009~2019年の10年間のストによる年平均労働損失日数(賃金労働者1000人当たり基準)を算出した結果、韓国は38.7日だった。米国は7.2日、日本は0.2日で、韓国は日本に比べて193.5倍、米国よりは5.4倍多かった。フランスの35.6日よりも多い。
韓国経済研究院は「韓国はストが先進国より多い方。無理なストの慣行による産業被害も大きかった」と分析した。その上で3つの改善案として、▽代替労働の許容▽職場占拠禁止▽厳正な公権力対処――を提示した。