拷問と性的虐待映像1000件…ロシア刑務所告発者の映画のような脱出劇
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.21 17:17
最近ロシアを騒がせている匿名の内部告発者が20日に正体を表した。セルゲイ・サベリエフ(31)がその主人公。彼はロシアのサラトフ刑務所内の医療施設で収監者が虐待される多くの動画を最近匿名で告発し公開した。彼は20日、BBCとのインタビューで動画公開後にロシア当局による身の危険を感じ、そのためフランスに逃げ亡命を申請した状態だと明らかにした。彼はロシアを離れる前には足を伸ばして寝ることもできなかったとし、BBCに「数週間ぶりにゆっくり寝た」と話した。彼が公開した動画は1000件を超える。
◇顔だけ隠し裸で収監者殴打…拷問や性的虐待も
彼の告発で公開された映像にはこの刑務所内の医療施設で数人の男がベッドに縛られている男性を棒で叩く姿などが含まれている。収監者が拷問や性的虐待される様子も含まれていたという。その後議論が起きるとこの刑務所の責任者は辞職し、ロシア連邦矯正局は6日にこの刑務所の職員4人を解雇したと明らかにした。しかし顔を明らかにしたサベリエフはこの日のインタビューで「それだけでは十分でない」と指摘した。