「バイオマス、むしろ炭素中立にマイナス」…手を握った韓日環境団体
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.21 16:15
韓国・日本の環境団体が手を握って両国の「バイオマス」政策の変化を促した。木材を中心にしたバイオマス使用奨励がむしろ伐採を増やし、炭素中立(カーボンニュートラル)にもマイナスになるということだ。木、スラッジ、糞尿など各種生物有機体を転換・加工して得るエネルギーを包括するバイオマスは、太陽光・風力などと共に再生可能エネルギーに属する。
両国の環境団体は21日、「国際バイオマス行動の日」を迎え、共同オンライン記者会見を開いた。今回参加した団体は韓国の5団体(気候ソリューション、環境運動連合、気候変動青年団体、グリーンピースソウル事務所、緑色連合)、日本の7団体。
記者会見には、韓日両国が昨年10月に共に2050年炭素中立を明らかにしてから1年が経過したが、バイオマス政策方向は依然として間違っているという問題意識を反映させた。環境団体は炭素吸収源として森林の重要性を強調する一方、火力発電所で使用されるバイオマスの単位あたりの温室効果ガス排出量は石炭より多く非効率的だという点を指摘した。