コロナの影響で配達員42万人超え、小中高校教師より多くなった=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.20 08:37
新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が昨年に続き、今年も雇用市場に影響を及ぼしたことが分かった。対面サービス関連の就業者は2年連続で減少した。一方、今年上半期基準で、配達業従事者の数は過去最多を記録した。全国の小中高校の教師よりも配達員が多くなり「配達の民族」という言葉を実感させた。
19日、韓国統計庁が発表した地域別雇用調査の産業・職業別特性によると、今年上半期、配達員数は過去最多の42万3000人を記録した。昨年記録した配達員従事者の過去最多記録を1年で更新した。新型コロナの余波で配達員が大幅に増えた昨年上半期、配達員の数は37万1000人だった。今年は昨年に比べ14.2%増えた。2018年に31万3000人だったのと比べると、3年間で35.1%増加した。これは配達を副業とする労働者は含まれない数で、実際に配達業に従事する人は更に多いものと推定される。
配達員が42万人を超え、全職業中16番目に従事者の多い職業になった。学校の教師(40万9000人)やコンピュータ・ソフトウェア専門家(36万4000人)よりも配達員の数が多い。統計庁の関係者は、「専業の労働者だけ調査して作成した統計」とし「配達業従事者の増加傾向は今後も続くものと見られる」と述べた。