さらに厳しさ増す炭素ゼロ…韓国の産業界からはすでに悲鳴
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.19 09:57
韓国政府の炭素中立の最終青写真が出てきた。2050年までに炭素排出を「ネットゼロ(炭素排出量が吸収量と同じか少なく純排出がゼロの状態)にし、2030年までに温室効果ガスを2018年の総排出量比で40%減らす。専門家は政府が炭素中立に向け「最も強くて速い」道を選んだとし、エネルギーと産業界の負担が大きくなりかねないと懸念する。炭素中立委員会は18日に2回目の全体会議を開き、「2050炭素中立シナリオ」と「国家温室効果ガス縮小目標(NDC)」引き上げ案を最終議決した。この案は27日の閣議で確定する。NDC修正案は11月初めの国連気候変動協約当事国総会(COP26)で発表後、国連にも提出する。
この日会議に参加した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「40%の縮小目標は炭素中立に向けた韓国の強い意志と国際社会に対する責任意識を見せるもの」と話した。