朝鮮総連機関紙編集局長「終戦宣言は情勢安定に助けにならない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.18 06:54
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙の朝鮮新報のキム・ジヨン編集局長が16日、「(朝鮮戦争終戦宣言が)朝鮮半島情勢の安定に役立たないという判断をしている」と明らかにした。文在寅(ムン・ジェイン)政権が終戦宣言を前面に出して平和体制構築に出たのと関連して注目される発言だ。
聯合ニュースによるとキム編集局長はこの日東京で開かれた国際シンポジウムで、「(北朝鮮はこれを)米国の敵対視政策を隠すための煙幕として間違って利用されかねないと判断した」としてこのように明らかにした。これまで朝鮮新報が北朝鮮の立場を代弁してきたという点からこの日の言及は平壌(ピョンヤン)の本心を伝えたものと分析される。キム局長は平壌駐在特派員を務め、各種会談で北朝鮮側代表団として取材活動をしてきた。