北朝鮮軍に睡眠薬を飲ませて脱北した家族…金正恩委員長「必ず捕まえろ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.15 09:18
北朝鮮の国境地域、両江道金亨稷郡(ヤンガンド・キムヒョンジクグン)で、家族4人が警戒勤務中の軍人に睡眠薬を飲ませて脱北するという事件が発生した中、異例にも金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の指示「1号方針」までが下された。
14日の北朝鮮情報専門メディア「デイリーNK」によると、1日未明、北朝鮮に居住する一家4人が国境警備にスキを狙って鴨緑江(アムノッカン)を渡り、中国に向かった。脱北した家族の家には普段から国境警備隊員らが出入りしていたが、親しい国境警備隊副分隊長が勤務する時間を狙ったという。
一家はこの副分隊長が1日未明に勤務することを把握し、あらかじめ睡眠薬を混ぜた炭酸飲料とパンを準備しておき、その日に立ち寄った副分隊長に渡した。また、共に勤務する下級兵士の炭酸飲料とパンを一つずつ持たせた。