「風水上良くない」…批判多かった北京の盤古大観ビル、五輪に先立ち竜の頭撤去
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.13 09:58
ハリウッド映画『トランスフォーマー4』(2014年)に登場した中国・北京のランドマークビル「盤古大観」の竜の頭が撤去中だ。盤古大観は2014年に米国に逃走した不動産富豪で盤古氏投資有限公司の大株主の郭文貴氏が建てた。2008年の北京五輪直前の竣工当時からデザインと価格、違法建築で議論の対象になった。
11日に訪れた近くのオリンピック公園では竜の宝珠に似せた建築物の玲瓏塔に大きな「D-116」の文字が見えた。来年2月4日に開幕する冬季五輪をカウントダウンする数字だ。すでにカーリング競技場への改造を終えた五輪水泳競技場「水立方」の西側180メートルの位置に盤古大観が見えた。上昇しようとする竜の形のビルが南北600メートルほどの長さに伸びていた。オフィスビルとマンション3棟、7つ星クラスの盤古ホテルが連なる超大型複合ビルだ。
北京四環路に面したオフィスビルの屋上では黄色いクレーン3台がせわしなく動いていた。高さ191.65メートルの頭頂部の撤去に向け設置された足場の横に解体された構造物が地上に下ろされていた。フェンス横に設置された歩道の鉄製ビームには「施工区域、快速通過、止まらないでください」という案内文が見えた。スーツ姿の警備員は歩行者を1人ずつ鋭い目つきで見守っていた。