「政府を信じて接種したが無責任」…ワクチン副反応被害者家族、国政監査で糾弾=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.08 10:14
「異常反応にすべて責任を負うという政府の約束を信じて娘がワクチンを接種したが死亡した。2カ月後には因果性の認定が難しいという審議の結果を受けた。異議を唱えたくても剖検所見書がない」。
7日、国会保健福祉委員会で保健福祉部と疾病管理庁に対する国政監査が行われ、参考人として出てきたイ・ナムフンさんはこのように述べた。監査場には新型コロナワクチン接種後に異常反応があった被害者と家族が出席した。与野党は異常反応被害補償に政府が積極的に対処すべきだと声をそろえた。
被害者とその家族は「政府の異常反応審議結果は納得しがたい」と指摘した。参考人として出てきたイ・ナムフンさんの22歳の娘は7月26日にモデルナ製ワクチンを接種し、5日後に血栓症の症状を表れ、12日後に死亡した。当時、異常反応の申告を受けた防疫当局は疾病管理庁に血小板減少症を伴う血栓症(TTS)検査を依頼したが、対象でないという理由で拒否された。