ジレンマ相変わらずも…米国に「終戦宣言」要求する韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.07 09:28
韓国政府が4日の南北通信線復元後に生じた関係改善の動力を失わないために終戦宣言の推進に拍車を加えている。終戦宣言の当事国の米国を説得しているが、終戦宣言をめぐる根本的な問題は解消できないまま現実性が低い要求ばかりを繰り返しているという懸念の声が出てくる。
◆慎重な米国に繰り返しアピール
韓国外交部によると、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は5日(現地時間)、仏パリでブリンケン米国務長官と略式会談を行い、終戦宣言の必要性を説得した。米国務省はこの日の会談について特に報道資料を出さず、ブリンケン長官のツイッターも鄭長官に会ったと短く言及しただけで、終戦宣言関連の内容はなかった。これに先立ち鄭長官は先月30日(現地時間)、米ワシントンポスト(WP)のインタビューでも、米国が北朝鮮との交渉に備えて提案する「具体的措置」を準備すべきだとし、その例として終戦宣言を挙げた。