トリプル悪材料が襲った、KOSPI半年ぶりに3000ポイント崩壊(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.06 07:14
金融市場の最大の悪材料は供給ショック発のインフレの懸念だ。新型コロナウイルスのデルタ株拡散と中国の電力難などに世界の供給網に相次いで衝撃が加えられている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も最近「新型コロナウイルス大流行とこれに伴う供給網のボトルネック現象でインフレが来年初めまで続く恐れがある」と懸念した。一時的現象と思われたインフレが長期化する場合、FRBが予想より早く利上げに出るかもしれないとの観測も出ている。
供給が需要に追いつかず、原油価格と原材料価格も高騰している。4日のニューヨーク商品取引所で11月物ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)価格は前取引日より2.3%上がった1バレル=77.62ドルで取引を終えた。2014年11月から7年来の高値だ。石炭と天然ガス価格も上がっている。世界経済が物価上昇と景気萎縮が同時に進むスタグフレーションに陥るという懸念も出ている。