北朝鮮、一方的に通信線を遮断して再開…「重大課題の解決」要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.05 09:20
北朝鮮が4日、南北通信連絡線を再開した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が先月29日、最高人民会議での施政演説で復元の意向を明らかにしてから5日目だ。朝鮮中央通信はこの日、金正恩国務委員長の意向で午前9時からすべての南北通信連絡線を復元すると発表した。8月10日に北朝鮮が韓米連合訓練などを理由に一方的に連絡を断絶して以来55日ぶりだ。
青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は先月28日の北朝鮮の極超音速弾道ミサイル「火星8型」試験発射当時、「挑発」という表現を使わず「遺憾」だけを表明した。また、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は1日、国会外交統一委の国政監査で、米国の反発が予想されるにもかかわらず「今は制裁緩和も検討する時」と述べた。「二重基準」「北朝鮮敵対視政策」の撤回を南北関係改善の前提条件として掲げた金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長の先月25日の談話に呼応する姿を見せるためだった。