【コラム】晴れときどきくもり…再び試験台に上がった韓国半導体神話(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.30 12:02
先月モルガン・スタンレーが「半導体市場に冬が来ている」というレポートを発表してからサムスン電子とSKハイニックスの株価がふらついている。半導体スーパーサイクルの後半期に進入したということだ。だがもう少し長い目で見れば半導体戦国時代が再び開かれる兆しだ。韓国半導体を覆っていた中国発の恐怖が晴れきれいな空が見えるのかと思われたが再び米国発の暗雲が押し寄せている。
わずか3~4年前だけでもサムスン電子とSKハイニックスの不安な視線はすべて西側に向けられていた。中国の半導体崛起のためだった。中国は2015年に「中国製造2025」のビジョンを発表してから、当時15%だった半導体自給率を2025年までに70%に引き上げるという大きな目標を押し進めた。韓国半導体に最大の脅威だった。幸いこの暗雲は大雨を降らせずに過ぎ去った。