【コラム】火がついた米中技術覇権、韓国産業の競争力の跳躍台と捉えよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.28 09:37
造船産業も例外ではない。国際海事機関(IMO)の船舶環境規制強化により燃料電池など環境に配慮した船舶技術が浮上している。原子炉は、小型原子炉の開発が注目される。他にも、量子コンピュータ・ロボット・3D・サイバーセキュリティなどの技術革新が急速に広がっており、金融と決済システムのブロックチェーン技術も日増しに精巧になっている。
産業全体にわたり、同時多発的かつ融合・複合的な技術革新が起こる背景には、技術生態系の急激な好転が位置している。実際、米国のS&P500情報技術産業指数は、2019年末に比べ、今年8月末現在71%上昇した。特にベンチャー技術企業の資金調達は、史上最大を記録した。2021年上半期のグローバルベンチャー企業は、公募戦出資方式で2880億ドルを調達しており、これは2020年下半期の1790億ドルに比べ61%、2020年上半期の1480億ドルに比べて95%増加した規模だ。