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【コラム】メルケル政治…韓国で可能か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.28 08:29
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1.ドイツ総選挙の結果が出た。26日夜の開票の結果、中道左派の社民党が25.7%得票で1位、中道右派のキリスト教民主・社会同盟が24.1%で2位だ。「世界で最も影響力のある女性」メルケル首相が率いたキリスト教民主・社会同盟の敗北だ。16年間執権してきたメルケル首相の退陣が公式化した。

2.ところがメルケル首相に対する支持世論はまだ75%にのぼる(公営放送ARDの8月の調査結果)。

 
メルケル首相は2017年の総選挙で「これが最後」と約束した。このためメルケル首相は「自発的に退く初の首相」となった。5つ目の「初」だ。2005年の執権当時、最年少(51歳)、初の女性、初の東ドイツ出身、初の科学者出身首相という4つの「初」を記録した。

3.記録だけを見ても、メルケル首相がどれほど立派な政治家であるかが分かる。世界が称えるいくつかの点もある。

1つ目、個人的にメルケル首相はクリーンそのものだ。首相に就任する前から暮らしていたアパートに住み続け、自ら買い物に行く。生涯スキャンダルはない。家族や親戚もだ。子どもはいない。記者が「いつも同じ服ばかりを着るのか」と尋ねると、「私はモデルでなく公務員」と返答したのが話題になった。

2つ目、言葉よりも行動だ。口先の言葉を嫌う。言行一致なく信頼は得られないと考えている。海外メディアとは一度もインタビューをしたことがない。内閣制であるため議会ではいつも意思疎通をするが、決して突飛な言動はしない。

3つ目、ヒューマニズム哲学が明確だ。難民政策が代表的な例に挙げられる。2015年の内戦でシリアの国民が欧州に押し寄せたが、反対世論にもかかわらず、メルケル首相は「他人の尊厳性に疑問を表す人に対して寛容はない」として100万人を受け入れた。

4つ目、政治的な包容力が強い。メルケル首相は2005年の就任辞で、前任のシュレーダー政権の改革政策を「継承する」と明らかにした。実際、社民党との連立政権を構築し、主要省庁の席を譲った。社民党の左派政策を受け入れた。福祉を拡大しながら募兵制を導入した。

5つ目、グローバルリーダーとしてのビジョンが鮮明だ。2008年の金融危機と2009年のギリシャ救済金融当時、EUレベルの金融支援を引き受けて加盟国の構造調整を強行した。「ユーロ貨幣が失敗すれば欧州も失敗する」と説得した。その後、ドイツはEU盟主の地位を固めた。

4.韓国の政治家とはあまりにも対照的だ。政治家だけを責めることはできない。成熟した有権者、安定した政治制度のような政治文化的な背景も作用する。

ドイツが世界最高レベルの政治文化を築くことができた重要な背景は、皮肉にもナチスの経験が挙げられる。ヒトラーの扇動が反面教師になったという。メルケル首相はユダヤ人大虐殺を「ホロコースト(Holocaust)」という英語の代わりに「ショア(shoa)」というヘブライ語を使用する。ユダヤ人は「焼かれたいけにえ」を意味する「ホロコースト」という言葉を避けるという。

5.文在寅(ムン・ジェイン)政権の「内部告発者」といえる民主弁護士会出身のクォン・ギョンエ弁護士が最近出した『無法の時間』が思い浮かぶ。

クォン・ギョンエ氏は著書で文在寅政権と熱烈支持者の形態を「ファシズムの兆候」と解釈した。政権を握っても自分たちが犠牲者という被害意識、政治的想像の中の敵(検察や言論など)に対する攻撃を正当化し、さらに暴力を賛美する…狂気が似ていたという指摘だ。

6.こうした暴力的な政治が成熟した政治文化に進む成長痛ならよい。

そして成長痛を効率的に克服するために…権力欲の化身が死覚悟の決断をする賭博場のような現政治構造、このため5年間を自分勝手に振る舞う「帝王的大統領制」に対する再考が必要だ。これを変えなければメルケル首相が来ても文在寅になってしまうだろう。

オ・ビョンサン/コラムニスト

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