サムスン電子、人の脳をコピーして付けた半導体を提示…論文がネイチャー掲載
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.27 11:19
グーグルの人工知能(AI)「アルファ碁」は2016年、李世ドル(イ・セドル)九段と囲碁の対局をし、4対1で勝利した。しかしアルファ碁は駆動するのに莫大な電力が必要という問題があった。当時、アルファ碁は中央処理装置(CPU)1200個、映像処理装置(GPU)176個、記憶装置920TB(テラバイト)を使用した。電力消耗は約12GW(ギガワット)だった。人が食事をする時に消耗するエネルギー(約20ワット)と比較すると相当な非効率だ。
アルファ碁のような高性能コンピューターを具現しながら電力の消耗を減らす高効率半導体が可能だという研究結果が込められた論文が登場した。サムスン電子の「次世代AI半導体」ビジョンだ。国際学術誌ネイチャーエレクトロニクスは23日、「脳をコピーして付けるニューロモーフィック電子装置」と題した論文を掲載した。論文の共同著者は4人、ハム・ドンヒ米ハーバード大教授(サムスン電子総合技術院フェロー)、パク・ホングン・ハーバード大教授、ファン・ソンウ・サムスンSDS社長、金己男(キム・ギナム)サムスン電子副会長だ。