あす台湾国民党主席選…「紅統論争」張亜中シンドローム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.24 16:10
今月25日、最大野党の中国国民党主席(党代表)選挙が迫る台湾で「紅統(赤化統一)」論争が熱い。論争の主人公は孫文学校総長の張亜中氏(67)だ。
張氏は今月4日の第1回テレビ討論会で「党・国・両岸を救う(救党・救国・救両岸)」とし、中国との平和統一論を持ち出した。「党主席に当選したら、北京と交渉して全体党員投票で通過すれば『平和備忘録(MOU)』を次期総統選に活用する」としながらだ。また「国民党が2024年大統領選挙で勝利して台湾の平和を守らなければならない」とし「党主席に当選すれば北京と交渉して中国に判事処(事務室)を設立、台湾企業家や学生、家族の面倒を見る」と提案した。
退役軍人が主軸の国民党内最大派閥「黄復興党部」8万人余りがまず支持を表明した。香港明報は23日、「張氏が『台湾版トランプ』に急浮上した」と報じた。