韓国ドラマ『イカゲーム』…22カ国で1位(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.23 11:32
「『イカゲーム』見た?」
秋夕(チュソク、中秋節)連休の勝者は断然『イカゲーム』だった。これといった話題作がなかった映画界や昨年の「羅勲児(ナ・フナ)シンドローム」のような大ヒットを出せなかったテレビのバラエティ番組の空席を『イカゲーム』が占めた。フェイスブックやカカオトークのグループトークルームには『イカゲーム』の感想コメントが相次いだ。
ネットフリックスのオリジナルシリーズドラマ『イカゲーム』は、456億ウォン(約42億3700万円)の賞金がかかった謎のサバイバルゲームに参加した人々が、最後の勝者になるために命をかけて挑戦する物語。ろくな仕事もなく、たまに手にするお金は競馬ですってしまうソン・ギフン(イ・ジョンジェ扮)、ソウル大学経営学科を卒業した秀才で汝矣島(ヨイド)の投資会社に勤め、成功したと思ったのに投資に失敗して莫大な借金を抱えたチョ・サンウ(パク・ヘス扮)をはじめ、脱北ブローカーにお金を渡して詐欺にあったカン・セビョク(チョン・ホヨン扮)、組織のボスのお金をギャンブルで使ってしまったチャン・ドクス(ホ・ソンテ扮)など、様々な人生群像を通じて極限にさらされた人間の内面を見つめた作品だ。「ムクゲの花が咲きました(韓国の『だるまさんが転んだ』)」をはじめ、昔なじみのいくつもの思い出のゲームが、脱落すれば即死という熾烈な生き残りゲームの手段として登場する。