【時論】ドイツ人の賢い「ウィズコロナ」生活
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.21 09:45
ドイツの招きにより研究のため筆者は昨年8月初めから先月まで約1年間ベルリンに滞在した。ビザ発給からドイツに行く道は曲折が多く険しかった。昨年10月から感染第2波がドイツ全域を襲った。最も深刻だった時には1日の感染者が3万人、1日の死亡者が900人を超えた。
結局メルケル首相は昨年11月2日から広範囲に2度目のロックダウンを断行した。薬局、病院、ガソリンスタンド、マートを除いたすべての商店と機関を閉鎖した。飲食店、ホテル、ショッピングモールなど人が集まる所はすべてドアを閉めた。封鎖措置は今年5月末まで続いた。統一ドイツの首都であり世界の文化芸術の中心に浮上したベルリンが「幽霊都市」に変わった。
寒い気候よりもさらにさびしい巣ごもり期間に筆者は3つの印象深い経験をした。最初に、封鎖延長を決める時に最優先で考えた課題が小中学生らの登校だった点だ。激論の末にドイツ政府は1週間の感染指数が10万人当たり100人以下の場合にはすべての児童と生徒を、100~150人なら児童と生徒たちが半分に分かれ2日に1回ずつ登校するようガイドラインを提示した。