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【中央時評】カブールとモガディシュ…国家はなぜ失敗するのか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.16 15:40
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2021年8月30日、大混乱の中で最後の米軍がカブール空港を離れた。タリバン政権がアフガニスタンをまた掌握した。2001年米同時多発テロの背後だったウサマ・ビンラディンのアルカイダを支援し、米国の攻撃で崩壊してから20年ぶりとなる。厳格なイスラム律法統治がまた始まり、女性差別と人権侵害が深刻な状況だ。

カブールの混乱は最近公開された映画『モガディシュ』を思い出させる。映画は、ソマリア反乱軍が1990年12月に首都モガディシュを占領した一触即発の状況を扱っている。ソマリアは1991年1月に反乱軍が執権したが、内戦が長く続き、今でもテロが絶えない。今年8月にもモガディシュの飲食店で自爆テロが発生した。米国がイスラム過激派組織アルシャバブの拠点を空襲しているが、治安不在でソマリアの国民は震えている。

 
アフガニスタンの4000万人、ソマリアの1600万人の国民は数十年間にわたり日常的に戦争とテロで生命の危険を感じ、飢餓と貧困に苦しんでいる。ソマリアの1人あたりの国民所得は310ドル、アフガニスタンは500ドルほどだ。韓国の1970年代初期の水準にあたる。韓国経済はこの半世紀、超高速で成長し、1人あたりの所得が3万ドルを超える先進国になったが、アフガニスタンとソマリアは最貧国を抜け出せなかった。

アフガニスタンとソマリアは「失敗国家(failed state)」といえる。国家の最も基本的な義務である国民の生命の保護と貧困の解消を実現できなくなっているからだ。その間、米国と国連が多くの援助をしたが、アフガニスタンとソマリアは安全かつ自由で繁栄する国家に発展しなかった。アフガニスタンの農夫はアヘンを密売し、ソマリアの漁夫は海賊になった。

この両国はなぜ失敗したのか。まず、正しい制度を整えることができなかった。ダロン・アセモグル教授とジェイムズ・ロビンソン教授は著書『国家はなぜ衰退するのか』で、歴史的に成功した国家は私有財産権と公正な競争を保障する「包容的制度」を備えていたと指摘する。こうした正しい制度の下、すべての国民が自身の才能を発揮して富を追求することができたという。効果的で公正な経済・政治・法秩序なしに経済は発展しない。アフガニスタンとソマリアはまともな行政組織、治安力、裁判所などを構築できなかった。支配層が腐敗して財産権を保護できない「略奪的制度」に失望した国民は、むしろ反乱軍と極端主義宗教団体を支援する。これに対して韓国は正しい資本主義制度を構築した。財産権と自由な競争を保障し、法秩序を維持して経済発展を成し遂げた。

【中央時評】カブールとモガディシュ…国家はなぜ失敗するのか(2)

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