「北になぜ税金を与えるのか」…家がない韓国の20代、40代と認識の違い(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.15 13:28
◆非正規職の正規職化に反対する20代、「実力で勝負を」
中央日報とエムブレーンパブリックが先月27-29日に実施した20代(満18-29歳)1011人、40代(満0-49歳)1007人を対象に実施した世代認識アンケート調査によると、文在寅政権の「非正規職の正規職転換」政策について「公正でない」と答えた20代の回答者は10人のうち6人(59.2%)だった。「公正だ」(33.4%)をはるかに上回った。一方、40代では「公正だ」が53.1%となり、「公正でない」(42.7%)より多かった。
中央大のイ・ビョンフン社会学科教授は「実力を重視するMZ世代は、非正規職の正規職転換を『実力と関係がない移動』と判断する。これに対し40代は集団主義、共同体主義を強調し『弱者の保護』を正当だと認識している」と分析した。韓国外大のイ・ジェムク政治外交学科教授は「40代以上はすでに良い職場に就職して家を保有するなど、社会的な不確実性がかなり薄れている半面、20代は就職の現実の中で40代以上が主張する公正と正義のために自分たちが犠牲になると認識する」と分析した。すなわち「40代以上が傾いた運動場で恩恵をすべて受けて若者のはしごを蹴飛ばす」という認識だ。