【時視各角】中国の顔色をうかがってまた良い機会を逃す=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.14 11:05
現政権はことあるごとに韓米同盟の重要性を歌ってきた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も5月にヘインズ米国家情報長官と会った席で「安保同盟を超える普遍的価値同盟」と思い切り褒め称えた。だが本心は言葉ではなく行動に出るもの。今回の政権は韓米同盟を固めるどころか弱めることを繰り返してきた。中朝の顔色をうかがおうとして韓米同盟を足手まといな鶏肋(けいろく)のように扱う。
西側5カ国の情報共同体であるファイブ・アイズへの参加問題と関連した7日の国会外交統一委員会の議論は現政権の本心を見せた。この日外交部への質疑に出た「共に民主党」のキム・ヨンジュ議員はファイブ・アイズ加入を検討したのかと尋ねた。最近米議会が韓国、日本、インド、ドイツを参加させるのが良いのか研究し報告するようバイデン政権に要求したためだ。ファイブ・アイズは米国を中心に、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが参加する情報共同体だ。エシュロンという世界最大の通信傍受プログラムなどにより収集した安保機密を共有する。したがってここに参加すれば米国の最高同盟国に格上げされると同時に、先進5カ国から極めて敏感なモニタリング資料などを得られる。韓国としては優秀な情報資産を得られるという意味だ。