韓国最高裁、三菱再抗告を棄却…「特許・商標権差押措置は正当」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.14 06:43
日帝強占期の強制徴用被害者に対する賠償判決が確定した三菱重工業が韓国内の特許権と商標権資産差押措置に従わずに出した再抗告が韓国最高裁で棄却された。
最高裁第1部(主審ノ・テアク最高裁裁判官)は今月10日、三菱重工業が強制労役韓国人被害者である梁錦徳(ヤン・クムドク)さん、キム・ソンジュさんに対して出した国内特許権・商標権差押命令に対する再抗告申請をそれぞれ棄却したと13日、明らかにした。
最高裁は決定文で「三菱重工業は、韓日請求権協定により構成された仲裁委員会から臨時的処分を受ける機会を剥奪された状態でなされた差押命令は執行障害事由がある場合に準じて許されるべきではないと主張している」とし「原審が、このような事情は執行障害事由になるか強制執行を不許可とする事由になるとみなすことはできないと判断したことは、裁判に影響を及ぼした憲法・法律・命令または規則を違反した誤りがない」と判示した。