14歳で旧日本軍に連行されたスンイ…水原市「アン・チョムスン記憶の部屋」で会う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.13 11:22
「スンイ」の人生は14歳の時に変わった。「精米所の前に集まってほしい」という放送を聞いて母の手を握りながら出ていったのが不幸の始まりだった。そこにいる人たちがコメを計る秤にスンイを載せて体重を測定した後、トラックに乗せた。母親は「私の娘をどこに連れて行くのか」と泣きながら抗議したが、トラックは走り出した。
終着駅は中国にある旧日本軍部隊だった。スンイは「言葉で表現できないほどぞっとする、動物にも及ばない扱いを受けた」と当時を回想した。
3年が経過して戦争が終わると、旧日本軍はスンイなど少女を捨てて逃げた。生き残ったスンイはようやく家に戻った。