韓国金融当局、ビッグテックに圧力強化…「革新追求しても規制の例外ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.10 11:26
カカオペイなど金融プラットホームに対する金融当局の圧力が強まっている。金融委員会は9日、「違法の余地があるにもかかわらず自主的な是正の努力がない場合、厳正に対応する」と明らかにした。これに先立ち金融委は、金融プラットホームが金融当局に登録せずにサービスをしたファンドや保険など個人向け金融商品推薦について金融消費者保護法に違反すると判断した。
この余波でネイバーやカカオの時価総額は2日間で19兆ウォン(約1兆7700億円)ほど消えた。9日のカカオの株価は前日比7.22%下落した12万8500ウォンで取引を終えた。前日に10.06%急落し、KOSPI(韓国総合株価指数)時価総額4位をサムスンバイオロジクスに明け渡したのに続き、この日もサムスン電子優先株を下回って時価総額6位に落ちた。ネイバーは前日より2.56%値下がりした39万9000ウォンとなった。前日も7.87%下落した。この日の終値基準で両社の時価総額は2日間で18兆8000億ウォン以上も蒸発した。9日の一日だけでも6兆1000億ウォンほど消えた。