中国の追撃受ける韓国OLEDパネル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.10 09:43
韓国が主導する有機発光ダイオード(OLED)パネル市場の構図が変化している。サムスンはLGが独占していた大型OLED市場に、LGはサムスンの独壇場だった中小型OLED市場にそれぞれ参入して激しい競争を予告している。液晶表示装置(LCD)市場で韓国に白旗をあげさせた中国もOLED市場を虎視耽々を狙っている。
◆サムスンD、10-12月期の量子ドットOLED量産開始
10日、ディスプレイ業界によるとサムスンディスプレイは今年10-12月期の大型OLEDである量子ドット(QD、Quantum dot)ディスプレイの量産に入る。これまで大型OLED市場を冷遇してきたサムスンの立場としては大きな変化だ。昨年米国ラスベガスで開かれた「ファーストルック」イベントでサムスン電子映像ディスプレイ事業部長(社長)のハン・ジョンヒ氏は「OLEDは永遠にしない」と明らかにしていた。