中国の規制当局がテンセント、網易など大手ゲーム会社に対し、女性性を持つゲームキャラクターへの制御まで開始した。

９日、ＡＦＰ通信によると、中国当局は８日夜、テンセント、網易など国内の大手ゲーム会社を召喚し、未成年者に対するゲーム制限を遵守するよう要求した。

また、中国当局は、ゲーム内に登場するキャラクターの中で女性的な外見を持つ男性を「異常」とし、企業に是正を要求したと中国新華社通信が伝えた。

中国は、すでに企業を対象に青少年のゲームプレイ時間を週３時間に制限する措置を下している。

これについて、ランカスター大学で中国学を教えるデレク・ハード教授は、ＡＦＰのインタビューで、「（中国の）一部の指導者は、過度なゲームが若い男性を柔和な性格にすると信じているのかもしれない」と推定した。

一方、中国の放送規制機関に当たる国家広電総局は２日、放送・芸能界関連の通知を出し、「歪んだ美的基準を決然と根絶する」とし「『娘炮（外観や行動が女性的な男性）』やＢＬ（男同性愛素材）などを排撃する」と予告した。中国文化の中の典型的な男性像に合致しない、または化粧をするなどして自身を飾り立てるアイドル歌手などが規制対象だ。