8日に韓国版「水素サミット」…産業生態系構築を加速
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.06 15:45
現代車・SK・ポスコなどが参加する水素ビジネスサミット(H2 Business Summit)が8日、京畿道高陽市(コヤンシ)韓国国際展示場(KINTEX)で開かれる。また、この日から4日間の日程でKINTEXで韓国・米国・英国など12カ国・154企業が参加する「2021水素モビリティー+ショー」が開催され、水素モビリティー、水素充填技術などが公開される。特に国内では10余りの大企業が主導する協議体が公式的に発足し、水素生態系の構築に弾みがつく見通しだ。
現代自動車は水素モビリティーと運送に力を注ぐ予定だ。2013年に世界で初めて燃料電池車を生産した現代車は、2030年までに年間生産台数を50万台に増やすことにした。現代車は最近、水素モビリティーに関連した具体的な戦略も出した。2025年からジェネシスブランドのすべての新車を燃料電池車および純粋な電気自動車とする。これを基盤に2030年までに8モデルのラインナップを完成する方針だ。鄭義宣(チョン・ウィソン)現代車グループ会長は「ジェネシスの電気自動車計画は大胆な旅程の開始点であり、ジェネシスが革新的なビジョンを通じて率いていく持続可能な未来」と述べた。
現代グロービスも2000億ウォン(約190億円)を投資し、水素海上運送のための超大型ガス運搬船の建造に入った。船舶が引き渡される2024年からアンモニアや液化石油ガス(LPG)などを運送する計画だ。水素と窒素が結合したアンモニアを分解すれば水素を得ることができる。