韓国、採用市場は下半期も暗鬱…大企業の68%が計画なし
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.09.06 08:55
3年前の2018年8月、韓国の主要企業が一斉に下半期の定期公開採用日程を出した。サムスン、現代自動車、SK、LG、ロッテの5大グループの新規採用人数だけで3万5000人に上った。だが翌年2月に現代自動車グループが大卒新卒公開採用を廃止し、昨年にはLGグループが、今年上半期にはロッテグループがそれぞれ公開採用を終了した。SKグループも今年を最後に公開採用を廃止する。5大グループの中ではサムスンだけが唯一公開採用を維持している。
今年は9月になっても公開採用の話は見つからない。むしろ大企業の10カ所のうち7カ所はまだ下半期の採用計画が固まっていなかったり、最初から1人も採用する計画がないことが明らかになった。新型コロナウイルスの流行が2年にわたり続き経営環境が悪化しており就業寒波は年末まで続く勢いだ。
韓国経済研究院が世論調査機関のリサーチアンドリサーチに依頼し売上高上位500社を対象に下半期の新規採用計画を調査した結果を5日に発表した。その結果、回答企業121社のうち67.8%が下半期の新規採用計画を立てていなかったり、1人も採用しないと答えた。半分を超える54.5%が新規採用計画を立てておらず、採用人数がゼロという所も13.3%と少なくなかった。韓国経済研究院のキム・ヘジン雇用政策チーム研究員は「特に最近の新型コロナウイルスの第4波で採用市場の寒波は長引きそうだ」と話した。